世界ランキング10位の日本が、同23位のプエルトリコに94-59で快勝し、東京五輪を前にした最後の強化試合を終えた。

前半を39-31とリードして折り返した日本は、後半に機動力を生かした攻撃を重ね、相手を突き放した。

主将の高田真希(デンソー)が12得点7リバウンドと活躍し、この試合のMVPに選ばれた。試合後にコートで、「序盤にリズムをつかめず重たい立ち上がりになったが、後半に自分たちの良さを出せたと思う。まだまだ課題はある」と振り返った。五輪本番に向けて「自分たちのバスケをやり通して、金メダルを持ち帰りたい」と力強く話した。

不調だった林咲希(ENEOS)がチーム最多となる14得点。3点シュートを6本中4本成功させ、持ち味が戻ってきた。赤穂ひまわり(デンソー)は10得点12リバウンドの“ダブルダブル”をマーク。大けがを乗り越えて代表入りを果たした本橋菜子(東京羽田)も11得点と存在感を示した。

日本女子はリオデジャネイロ五輪で20年ぶりにベスト8に進出。さらなる活躍が期待される東京五輪では1次リーグで27日に世界ランキング5位フランスとまず対戦し、30日には同1位で大会6連覇中の米国と激突。そして8月2日に同14位ナイジェリアと戦う。