1次リーグB組2位で2大会連続でベスト8に進んだ日本(世界ランキング10位)が、C組2位のベルギー(同6位)を86-85で破り、初のベスト4進出を決めた。6日の準決勝ではスペイン-フランスの勝者と対戦する。

日本は第1クオーター(Q)を終えて19-16とリード。2日のナイジェリア戦で好調だった宮沢がこの日も3点シュートを重ね、第2Q途中には12点差までリードを広げたが、その後にベルギーの猛反撃に遭い、41-42と1点ビハインドで前半を折り返した。第3Qも相手にペースを握られ、61-68とリードを広げられた。しかし第4Qに粘り強く追い上げ、最後は競り勝った。

約2週間前の強化試合でもベルギーと対戦し、一進一退の攻防の末に84-76で勝利していた日本だが、本番でも勝利を収めた。

大けがを負ったエースの渡嘉敷がメンバーから外れ、大幅な戦力ダウンが懸念されたチームだが、スピードと3点シュートに磨きを掛け、初めて準々決勝を突破した。

16年リオデジャネイロ五輪で日本は20年ぶりにベスト8に進出。準決勝では優勝する米国に屈していた。

 

〇…日本のホーバス監督は4強入りに「小さいチームだけど問題ない。速さ、スペース、技術などをうまく使えば毎試合、勝つチャンスはあると思っている」と胸を張った。日本リーグ時代のトヨタ自動車(現A東京)で得点王を獲得。その後、NBAホークスでプレー。再来日して引退後は、Wリーグや日本代表で女子選手を指導。米国生まれだが、日本生活が長い熱血監督は、練習後や試合後には流ちょうな日本語で通訳なしで取材対応する。