日本バスケットボール協会は11日、東京五輪の総括会見を開き、三屋裕子会長(63)はバスケ界初の表彰台となる銀メダルを獲得した5人制女子代表チームへの報奨金を、選手12人だけでなく、トレーナーやマネジャーなどスタッフ約12人にも授与したいとの意向を示した。

当初の予定では選手だけに報奨金が渡されることになっていた。しかし大会後にトム・ホーバス監督が話した「チームみんなで取った銀メダル」との言葉が心に響いたそうで、「選手だけでなく、スタッフを含めた全員に出せれば」と三屋会長は力を込めた。

日本協会の規定では、銀メダルの報奨金は300万円と定められている。その金額について、大幅増を検討していると一部で報じられたことについては、会長は困惑した様子。「規定通りがベース。理事会も開かれていない中で、金メダルと同等とかは公には言えない」と話した。