東京オリンピック(五輪)代表の稲見萌寧(22=都築電気)は酷暑に耐えながら、通算6アンダーで最終日を迎える。「先週からの疲れなのか。今までは寝不足でも大丈夫だったんですが、暑いと違いますね」。

23日に五輪の開会式に出て、24、25日に霞ケ関CCで練習ラウンド。前日29日は午後組で回り、約1時間半の雷中断があって、ホールアウトが午後6時を回った。この日は午前7時55分スタート。「食欲もある。布団に入ったら、30秒で眠れます。ただ、睡眠時間が短いとこたえますね」。この日の前半が特にきつかった。「倒れてもおかしくないんじゃないかな、と思った。足が上がらず(何もない)フェアウエーで転びそうになりました」と自虐的に笑った。

8月4日スタートの五輪競技へ。この日荒れ気味だったティーショットなどの調整も必要だが、休みも必要だ。それ以前に、31日はスポンサー契約を結ぶ楽天の冠大会の最終日。気合は抜けない。心身とも最良の形で、つなげていきたい。