東京オリンピック(五輪)男子体操で橋本大輝の個人総合優勝に、同じ市船橋高OBが躍進の秘密の一端を披露した。

29日のTBSテレビ系情報番組「あさチャン!」に、船橋ジュニア体操クラブの内ケ島雄吾コーチがVTR出演。まずは橋本が同校時代にトランポリンを練習する映像が流された。内ケ島コーチは「トランポリンを使うことによって、自分がどこにいて、どういう動きをしているか。しっかり練習で身につけて、大技に生かしている」と説明。鉄棒などで離れ業に必要な空中感覚を磨いていたという。

独特なのがあん馬の練習だった。伸ばした両足を天井からつるしたバケツに入れて練習するもの。内ケ島コーチは「腰の高い、質のいい旋回をするために、バケツを使った練習をしています。ダイナミックもありますし、つま先までしっかりそろって旋回しているので、もちろん点数、Eスコアの部分は伸びてきます」と話した。上下にぶれずに同じ高さで旋回することで、高いEスコアにつながっていくというわけだ。