東京オリンピック(五輪)ハンドボール男子日本代表の土井レミイ杏利主将(31=ジークスター東京)が22日、選手村への入村に合わせてオンライン会見に臨み、「入村していよいよだなという気持ち。ここにいられることを誇りに思う。全力で臨み、良い結果を残したい」と心境を述べた。

コロナ禍で遠征が制限されてきた中、約半年ぶりに海外勢と手合わせした19日の練習試合では、16年リオデジャネイロ五輪銀メダルのフランスに32-47で完敗した。土井主将は「試合感覚のずれや海外とのレベル差が、あそこまであるとは少し予想していなかった。ただ、それ以上に自分たちのハンドボールができなかった」と振り返り、本番へのカギは「自分たちのハンドボールをやること」と力を込めた。

ソウル五輪以来33年ぶりの出場。24日の1次リーグ初戦では、リオデジャネイロ五輪金メダルのデンマークといきなり対戦し、さらに26日には五輪銀メダル4度の強豪スウェーデンとの試合も控える。ダグル・シグルドソン監督は「2試合ともタフな試合になると思うが、チャレンジしていきたい」と話し、目標とする「1次リーグ突破」へ向けて気持ちを入れ直した。