国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内ホテルで始まり、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)があいさつした。主な内容は以下の通り。

「史上初の延期というチャレンジングな日々、大変困難な道のりをへて開幕まであと3日となりました。組織委としてはコロナ対策に万全を期し、バッハ会長や菅首相のリーダーシップでワクチン接種も進みました。感謝申し上げます。五輪の持つ価値は平和です」

「私は五輪とともに生きてきました(夏冬7度の出場)。アスリートは、自国開催の五輪で金メダルを取ることを夢見ます。しかしなかなか巡り合うことはありません。今は、生まれた国で五輪を開催し、最高の舞台に整える幸せを感じ、やり遂げる使命を感じています」

「さまざまな制約で、これまでと違った大会になるかもしれません。しかし新しいスポーツの見せ方、五輪の価値を問い直して発信できるきっかけになるのではないでしょうか。これを東京モデルとして新たなレガシーとしていきたい」