国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が閉会式で東京オリンピック(五輪)の閉会を宣言した。

7月23日の開会式で予定時間をオーバーし約13分間に及んだスピーチを披露したバッハ会長だが、この日は約7分で終えた。冒頭から開催への感謝と賛辞が止まず「素晴らしい活躍、喜び、涙。五輪の魔法をみなさまが作り上げた」と述べた。

さらに「東京五輪は希望と連帯と平和の五輪。世界最高のアスリートたちが五輪の夢をかなえることができたのは、日本のみなさまが輝ける舞台を用意したから」と関係者の尽力を評価。「日本の皆様が成し遂げたことをどうか誇りに思ってください。全てのアスリートを代表して申し上げます」と述べた。

開会式に続き日本語でのスピーチも披露。「全てのボランティアのみなさま、誠にありがとうございました」と感謝していた。

バッハ会長は「最も困難な東京までのオリンピック・ジャーニーに終わりを告げます。第32回五輪の閉会を宣言します」と述べ、「3年後にパリに集い第33回五輪をともにお祝いすることを呼びかけます。パリでお目にかかりましょう」と結んだ。