男子66キロ級で初出場の瀬戸勇次郎(21=福岡教大)が銅メダルを獲得した。

1回戦でアルゼンチン選手に大内刈りで一本勝ちしたが、2回戦でクランバエフ(ウズベキスタン)に一本負けして、目標だった金メダルを逃した。その後、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦で18年世界選手権銅メダリストのガムヤシビリ(ジョージア)と対戦。開始早々に大内刈りを返されて技ありを取られたが、残り2分30秒ですみ落としで技ありを奪い返し、さらに内股すかしで一本勝ちした。

試合後のインタビューで瀬戸は「めっちゃうれしいです。(3位決定戦は)最後の試合なので前に出るしかないと思って臨んだ。取られたポイントも自分から仕掛けてものだったので、このまま前に出続けようと思った。コロナ禍の1年でいろんな方に支えられて柔道ができることを再確認できた。次は国内大会からしっかり出直して、次のパリで金メダルを取れるように頑張りたい」とコメントした。