東京オリンピック(五輪)スケートボード女子ストリートで、日本選手最年少となる13歳で金メダルを獲得した西矢椛(ムラサキスポーツ)が6日、地元の大阪・松原市の市役所を訪れた。

出迎えた沢井宏文市長(50)は「初めてお会いしたのが小学4年の時で『全国大会に出ます』と。次が小学6年で世界大会に、3回目は『五輪に出ます』から4回目で金メダルですからね。びっくりしてます。市民に勇気と元気を与えてくれた。これからも松原市は応援します」と語った。4日に名古屋市の河村たかし市長(72)がソフトボール日本代表・後藤希友の表敬訪問を受けた際に金メダルをかじったことで、各方面から批判されているが、沢井市長はこの日、金メダルに触れることはなかった。

この日は多忙を極める時間の関係から質疑応答はなく、西矢は「みなさんの応援のおかげで金メダルをとることができました。応援ありがとうございます」と感謝のメッセージを発した。

市として今後、何らかの表彰を検討している。既存の賞もあるが、広報担当者は「13歳の西矢選手にふさわしい賞を考えています」と話した。