東京オリンピック(五輪)のサッカー男子日本代表MF久保建英(20=レアル・マドリード)が、4年越しの1戦をふたたび制する。

南アフリカ代表とは、17年U-20W杯韓国大会でも初戦で対決。先制点を奪われたものの、自身のアシストからMF堂安が得点するなど2-1で逆転勝ちし決勝トーナメント進出へ機運を高めた。当時のメンバーは南アが5人、日本は6人が今回も選出。「あのときの自分とは成長して変わっているが、相手も同じ」と気を引き締めた。

千葉県内で行われた前日練習は冒頭15分が公開され、軽快なダッシュなど状態の良さをうかがわせた。欧州でプレーする選手たちにとってはプレシーズンの準備期間を五輪で過ごすことになるが、久保は「自国で五輪があって、出たいと思って、(メンバーに)入ることができたので参加している」と語気を強めた。日本代表を勝利に導くための準備はできている。