東京オリンピック(五輪)男子サッカー日本代表にオーバーエージ(OA)枠での選出を目指していた元日本代表MF本田圭佑(35=無所属)が大事な日本の五輪初戦に、突如“参戦”した。

日本の南アフリカとの1次リーグ初戦が行われた22日、日本滞在中とみられる本田は、後半に押し込んでいた日本がMF久保建英のゴールで先制すると「よし!」と歓喜のツイート。応援し、ともに戦っているようだ。

本田は、0-0の前半40分ごろに、前触れもなく動きだした。ツイッターで「前半のうちに点取りたい」と、日本戦を分析するようなツイートを始めた。しかし、その思いも通じず、日本はMF久保の直接FKが外れるなど、得点できないまま、0-0で前半を終えた。

ハーフタイムには、MF遠藤航に向け「そのイエローは意外にひびくぞ、航」と、前半に警告を受けたプレーを指摘。勝利を見届けると「壁は改善するべきかな」と相手FK時の防御について提言。そして「選手&ファンの皆んなおめでとう」とたたえて、初戦の“戦い”を終えた。

本田は18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会後、東京五輪出場と金メダル獲得をぶち上げ現役続行したが、あっさり選外となっていた。

この日の試合前には「オリンピックは25日のメキシコ戦を実況しようかなって思うてます」(原文ママ)とツイートした。

自身が最高経営責任者(CEO)を務める会社などが運営するプレミアム音声サービス「Now Voice」で、解説者か実況デビューするようで、“本番”に向け、初戦もしっかりチェックしているようだ。