サッカー男子日本は25日に1次リーグ第2戦でメキシコと対戦する。

10番を背負うMF堂安律(23=PSV)が24日、強敵撃破を誓った。優勝候補の一角であるメキシコの中でも、オーバーエージ(OA)のGKオチョアは世界有数の名手だ。堂安は「すばらしいGKであることは分かっている。名前にびびって点取れないんじゃだめなんで。気にせずにぶち抜いてやろうと思う」と頼もしく語った。

日本は、同組のフランス-南アフリカ戦でフランスが引き分けになった場合、勝てば決勝トーナメント進出が決まる。金メダルを目指す上で、早々と1次リーグ突破が決まれば次戦は主力を休ませるなどの計算も立つ。今後の戦い方が決まるヤマ場だ。「メキシコは前からくると思う。CBとボランチの間(のスペース)でチャンスがあると思う」とシュート機会を虎視眈々(たんたん)と狙う。

南ア戦ではMF久保が勝利の立役者となった。より厳しい戦いが予想される中、チームを救うのは自分だという自負がある。「求められるのはゴールに絡むこと。シンプルな答えがこの前は出せなかった。それをピッチで表現できたら」。目に見える形でメキシコから勝ち点3を奪う構えだ。【岡崎悠利】