MF久保建英(20=レアル・マドリード)が3試合連続ゴールで日本を決勝トーナメントに導いた。A組1位通過した日本は31日の準々決勝(カシマ)で、B組2位のニュージーランドと対戦する。

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久保建英は明るいひょうきん者だ。選手やスタッフはそろって「チームでいちばんしゃべっているのは建英」と明かす。事前合宿の練習後には、歌を歌いながらバスに乗り込む姿もあった。

6月4日には代表活動中に誕生日を迎えた。バースデーの選手にはいたずらのような企画が仕掛けられるのが恒例だが、「今のところは大丈夫です。立場を固めてるので」とにやり。報道陣のことも笑わせた。もっとも19年にA代表デビューした際も代表活動中に誕生日を迎えており、その際は夕食時に一発芸を披露して先輩たちの爆笑を誘っている。

事前合宿ではパリ五輪世代の選手が練習パートナーとして参加。後輩たちに積極的に話しかけ、飛び級で年下組だったことも多い自身の経験を伝えて緊張を和らげる面倒見のいい一面も見せた。クレバーさが目立つピッチ上と、そうでないときのギャップもまた、周囲をひきつける。【岡崎悠利】