ツイッターで「川口能活」がトレンド入りした。17年前の7月31日。アジアカップ2004中国大会の準々決勝で、日本はヨルダンとのPK戦に勝利した。この試合で主役に躍り出たのが川口能活現GKコーチ(45)だった。PK戦の途中からエンドが変更となる前代未聞の一戦。川口コーチは、決められたら負けの状況から、ビッグセーブで日本を勝利へと導いた。

川口コーチが神とあがめられた日から、ちょうど17年後。同じ7月31日。キックオフ時間も、同じ午後6時だった。そして同じ準々決勝で、PK戦。こんな偶然があるのだろうか。「川口能活」はコーチとして、日本を守っていた。指導を受ける日本のGK谷は、1本目を決められたが、2本目を見事にセーブ。川口コーチと谷の力が宿ったのか、3本目はゴールの右上へ外れた。PKの途中でエンドは変更とならずとも、やはり「7月31日、午後6時キックオフのPK戦」は日本に勝利の女神が、ほほえんだようだ。