東京五輪で競泳主将を務める入江陵介(31=イトマン東進)に珍エールが届いた。

9日、母校近大のオンライン壮行会にビデオメッセージを寄せ「4大会連続となる東京五輪ではメダル獲得を目指して、頑張りたいと思います」と決意表明。頼もしい言葉を発した入江に対し、同大学の山本貴司監督(42)は「僕の背中を見て、よく分かっていると思います」と笑わせた。

山本監督は主将を務めた04年アテネ五輪男子200メートルバタフライで銀メダル。08年北京五輪前まで現役を続け、若かりし入江を見守ってきた。主将のバトンは北島康介さん、松田丈志さん、金藤理絵さんを経て、大学の後輩である入江へ受け継がれた。山本監督は「陵介はいろいろな先輩の姿を間近で見て、学んできたと思います」と太鼓判。入江はかねて「チームの力を高める。初代表君も個人の色を出せるように」と誓ってきた。重圧の懸かる自国開催だが、心配は無用だ。