日本の乾友紀子（30＝井村ク）、吉田萌（26＝ザ・クラブピア88）組は、94・4667点だった。

4位だったテクニカルルーティン（TR）の93・3499点と合わせて187・8166点を出して、4位だった。

日本は16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得。しかし19年世界選手権でウクライナに抜かれて「世界4位」に落ちた。FRは「進化～エボリューション」と題しロボットが人間に変化するテーマを描いた。

エース乾と吉田は、水上の動きだけでなく、審判から見えない水中の動きまで一挙手一投足を合わせた。コロナ禍で延期となった1年間で、日本の長所である技術と同調性を徹底的につきつめた。井村HCも「水中まで合わせたのは初めて」という。3位ウクライナを逆転するために執念ともいえる特訓を重ねてきた。