日本が台湾を3-0で下し、3大会連続で準決勝進出を決めた。1番手で登場したダブルスの石川佳純(28=全農)平野美宇(21=日本生命)組が危なげなく3-0(11-8、11-6、11-5)で先制した。いい流れを作った石川は「たくさん練習してきたので、美宇ちゃんと声を掛け合っていいプレーができた」と語った。

続く第2試合のエース対決は、伊藤美誠(20=スターツ)が3-0(11-2、11-9、11-8)で鄭怡静を破った。第1ゲームは9連続得点で制し、第2ゲームは終盤5連続得点で逆転。第3ゲームもスタートから4連続得点で流れをつかみ、そのまま勝利。「何度も対戦したことがあって、お互いに知った仲というか、3-0で勝つことができてすごく自信になった」と振り返った。

第3試合のシングルスでは、平野が1ゲームこそ落としたものの、ゲームカウント3-1(11-9、7-11、11-4、11-4)で勝利した。「台湾戦は組み合わせが出たときから大事な試合だと思っていた。石川さんが声をかけてくれたので、そのおかげで自信を持ってプレーできた」と納得の表情を見せた。

日本は12年ロンドン五輪の銀、16年リオデジャネイロ五輪の銅に続く、3大会連続のメダルに王手をかけた。3日の準決勝は、世界ランキング5位の香港と対戦する。伊藤は「個々の力が必要になってくる試合だと思う。明日もしっかり思い切って楽しんで勝ちにいく」と気合を入れた。