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ディープブリランテ抜け出しV/ダービー

直線抜け出したディープブリランテ(上)が、フェノーメノの追撃を抑えダービーを制した(撮影・酒井清司)
直線抜け出したディープブリランテ(上)が、フェノーメノの追撃を抑えダービーを制した(撮影・酒井清司)

<ダービー>◇27日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

 単勝3番人気ディープブリランテ(牡、矢作)が好位から抜け出し快勝。09年に産まれたサラブレッド7572頭の頂点に立った。騎乗した岩田康誠騎手は7回目のダービー挑戦で初勝利。勝ち時計は2分23秒8。鼻差の2着にフェノーメノ、3着にトーセンホマレボシが入り、1番人気ワールドエースは4着、2番人気の皐月賞馬ゴールドシップは5着に敗れた。

 11万人の大観衆が見守る中、ゲートが開くと同時にポンとハナに飛び出したブリランテを鞍上が少しなだめ、1コーナーを曲がったあたりで絶好の内の4番手につけた。逃げるゼロス、2番手トーセンホマレボシの2頭が引っ張る流れは1000メートル59秒1。6、7番手にゴールド、フェノーが着けて、エースは10番手の位置取り。直線に入るとウィリアムズ騎手のむちに応えてホマレボシが先頭に立つが、直後に追い出したブリランテが一気にかわし先頭へ。レース前に「今日の馬場状態は前にいた方が有利」と矢作芳人調教師と作戦を練った通り、グーンと加速。外から迫るフェノーを鼻差寄せ付けずゴール。写真判定の結果が出ると馬上の岩田は両腕の間に顔を伏せて感涙にむせんだ。場内に響き渡るイワタコールがいつまでも続いた。

 3週間前、NHKマイルCで騎乗停止となり、「じっとしていても始まらない」と矢作師に連絡。「ダービーまで土日を含め毎日ブリランテに乗せてほしい」と申し入れた。競馬に行くと気性難で折り合いを欠いて本来の力が出せないことを矯正したかった。「(騎乗停止という)馬乗りとして失格なことをしてしまったが、気持ちを切り替えて自分のすべてをブリランテと一緒に過ごそうと思った」と言い、「今日の返し馬は弾むようで、楽しそうに走っていた。この馬を信じてよかった。2400メートルはもつと思っていた。展開も流れもすべてうまいこといった」と笑顔で振り返った。

 この日は写真判定となりウイニングランはできなかったが、「秋にまた大きいレースもある。ブリランテとはお互いがわかり合えた戦友だと思う。ダービー馬の称号に恥じないレースをしていきたい」と岩田。そして「僕もダービージョッキーとしてこれからも精進していきます」と話した。

 開業8年目でダービーを初制覇した矢作師は「岩田から電話をもらったときは、うちにも助手やスタッフがいるし…、賭けだろうと思った。ただ、明らかに岩田と馬のコンタクトが良くなった。最高の仕上げで臨めたし、今日は1、2コーナーでやったと思った。直線は(追い出しが)ちょっと早いよ、と思ったが、最後は“岩田、持たせろ”と叫んでいた。ダービーはそんなに意識はないと思っていたけど、やはり感無量です」と話した。そして、「凱旋門賞に登録していなかったのは失敗。5月生まれなので古馬になったら、すごい馬になるよ。秋は菊花賞とか天皇賞と決めないで、馬の成長を見ながら考えていきたい」と結んだ。

 馬連(10)(11)は5680円、馬単(10)(11)は1万180円、3連複(10)(11)(14)は1万4160円、3連単(10)(11)(14)は8万7380円。

 (注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

 [2012年5月27日18時50分]




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