ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2022年のJリーグは18日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。


名古屋MF稲垣祥(30)は、広島から名古屋に移籍した2020年の開幕からJ1リーグ戦全試合でピッチに立ち続けている。同僚のGKランゲラックが98試合連続出場中だが、72試合連続出場は継続中のフィールド選手では最長。フィールド選手で18人目、クラブ初の同一チームでの100試合連続出場の大台達成にあと28試合としている。

昨季はチームリーダーとして攻守に奮闘し、ルヴァン杯優勝。チーム11年ぶりのタイトル獲得に貢献した。個人としても1994年のMFビスマルク(V川崎=現東京V)以来、27年ぶりとなる得点王とMVPのダブル受賞。Jリーグアウォーズでも初のベストイレブンに選出された。日本代表としても昨年3月のW杯アジア2次予選モンゴル戦で国際Aマッチ初出場2得点。飛躍の1年になった。

昨季はリーグ戦38試合でチーム最多8得点。そのうち3得点がペナルティーエリア(PA)外からのミドルシュートで、PA外から3得点はリーグ最多タイだった。「ボランチで得点が取れるのは1つ自分の武器。実際にそれを証明できた昨季、そういったところの存在感は今後も出していきたい」と言う。

さらに昨季はタックル数やインターセプト数でもチーム最多。攻守の要として年間21試合無失点のJ1最多記録樹立の原動力になった。ルヴァン杯、天皇杯、ACLを含めたチームの公式戦全55試合に出場した30歳の鉄人ボランチがピッチに立ち続ける限り、名古屋が大崩れすることはない。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)


◆J1連続試合出場(同一チーム) 1位はGK曽ケ端準(鹿島)が2007~14年に記録した244試合連続。フィールド選手ではDF中沢佑二(横浜)の199試合連続が最長で、2位が日本代表DF谷口彰悟(川崎F)で155試合連続、MF阿部勇樹(浦和)が152試合連続で続く。フィールド選手で150試合以上は3人だけ。