スコットランド・プレミアリーグは28日、全日程を終了し、セルティックのFW古橋亨梧(28)が27ゴールで得点王に輝いた。加入2季目の今季はエースとして36試合に出場し、リーグ2連覇の原動力となった。欧州主要1部リーグで日本選手が得点王は史上初めてだ。

今季の古橋は左右両足遜色なく、実に器用にゴールを量産した。リーグ27得点の得点部位は利き足の右足が14点、左足が12点、ヘディングが1点だった。J1ヴィッセル神戸時代もリーグ戦通算42得点のうち、右足19、左足17(頭5、その他1)。身長170センチでヘディングでのゴールは少ないが、スピードと得点感覚に優れ、ここまで左右の偏りなくゴールを決めることができる日本人ストライカーはいなかった。

古橋は今季、リーグの年間最優秀選手と、スコットランド・プロ選手協会の選手投票による年間最優秀選手に選出され、6月の国際親善試合に臨む日本代表にも復帰した。国際Aマッチ通算16試合3得点。日本代表のエースストライカーとしてもさらなる飛躍が期待される。