もう春が来たかな。何げなく毎朝羽織っていたコートをつかむ手に迷いが出る。今日は暖かいと感じた日でも、陽が落ちればブルブルと震えながら家路を急ぐ。そんな時期ではあるが、スポーツ界にとっては重要な期間でもある。Jリーグ開幕のほか、プロ野球キャンプ、センバツ高校野球、マラソン、今年は平昌(ピョンチャン)五輪もあった。さまざまなスポーツが群雄割拠の様相で並ぶ魅惑の季節でもあるかもしれない。

 そんな日々を過ごす中、先日の休日に気分転換も兼ねて皇居ランに出かけた。お気に入りの音楽を聴きながら、ゆったりと皇居を4周。さっぱりと汗をかき、じんわり感じる両足の疲労感が逆に心地よかった。

 帰り際に、その日利用したランナーズステーションで気になるものを見つけた。スポーツサプリメント「AMINO BOMBER 3800」。サッカー担当、そして横浜F・マリノス担当として、すぐに目に入った。やはり思った通り。マリノスの象徴的存在でもあり、今季の主将も務めるDF中沢佑二(40)とサプリメント開発などを行う株式会社ジャコラが共同開発したサプリメントだった。スポーツ前後などに飲むと、パフォーマンス向上やボディケアなどに役立つという。ちょうど疲れていたこともあり、すぐに購入した。

 以来、運動する度に同サプリを飲んでいる。もっと言えば、比較のために同社の「クエン酸パワー」というサプリメントも購入し、今ではスポーツシーンごとに使い分けて飲んでいる。もともとランニングをはじめとしたスポーツ全般が趣味で、スポーツサプリメントに関して高い興味があった。国内のさまざまなメーカーのプロテインやサプリを飲みあさり、時には米・ロサンゼルスから本場のプロテインをネット通販で取り寄せたりした経験もある。そういった中で今回のサプリメントに出会ったが、ここまで使用した感想を勝手に言わせてもらうと、非常に使い心地が良く、私の体にも合っていると感じた。「AMINO BOMBER 3800」に関して言えば、箱買いして持っておきたいぐらいである。

 同サプリの特徴であるマルチポリフェノールの効果や、OCAAと総称されるアルギニン、シトルリン、オルニチンなどが含有されていることによる使用後の感動などは割愛するが、先日、同サプリについて中沢本人に話を聞く機会があった。マリノスの練習をいつも見ていると、よく中沢は色つきの謎のドリンクを口にしていた。本人いわく、そのボトルに同サプリが入っており、練習時などにいつも飲んでいるという。自身の体のことを考え、担当者と真剣に成分などを話し合ってでき上がったもので、思い入れも強い。「名前貸しでやっているわけじゃない」。その言葉に、強い思いを感じた。

 先日、とあるマラソン大会に出場した際にも「AMINO BOMBER 3800」を飲んだ。レース中もそうだが、大会翌日の疲労感の感じ方が今までと違って驚いた。「長く飲むと違いもわかる。引き続き飲んでください」。中沢は笑顔でそう話した。昨季まで4年連続でJ1全試合フル出場を続けてきた秘けつが、またひとつわかった気がした。【松尾幸之介】


 ◆松尾幸之介(まつお・こうのすけ) 1992年(平4)5月14日、大分県大分市生まれ。中学、高校はサッカー部。中学時は陸上部の活動も行い、全国都道府県対抗男子駅伝競走大会やジュニアオリンピックなどに出場。趣味は温泉めぐり。


「AMINO BOMBER 3800」のパッケージ
「AMINO BOMBER 3800」のパッケージ