なでしこジャパンがリオデジャネイロ五輪アジア最終予選の第2戦で韓国と対戦し、1-1で引き分けた。

 後半39分にMF川澄奈穂美(30=INAC神戸)の右クロスを、途中出場のFW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)がヘディングで先制ゴール。

 だが3分後に、GK福元美穂(32=岡山湯郷)とDF熊谷紗希(25=リヨン)がボール処理の際に交錯し、こぼれ球を韓国MF鄭楔檳(26)に蹴り込まれた。

 NHKのゲストとして観戦した元なでしこジャパンの澤穂希さん(37)は、後半24分に相手MF池笑然(25=チェルシー)のPKを福元がセーブした場面については「涙が出そうになった」と話したが、試合全体としては「厳しい言い方ですけど、初戦から内容は良くなったですけど、結果として残せなかったのが非常に残念。今日は途中から動き直しがなくなったのと、連係連動ができなくなったのが気になった。それを90分間できるようにしてほしい。私だったら(ミーティングで)試合の内容の厳しいところもしっかり伝えます」と話した。