日本協会の女子強化責任者、野田朱美女子委員長(46)が6日、大阪市内で取材に応じ、U-20(20歳以下)女子代表の高倉麻子監督(47)が、なでしこジャパンの次期監督候補の1人であるとの認識を示した。リオデジャネイロ五輪アジア最終予選は1分け2敗の5位で突破は絶望的となっているが「可能性がゼロでない限り、諦め切れない」と強調。その後に「候補の大枠には入っているのか」と聞かれ「U-20代表を率いているので名前が出たのかもしれませんが、当然、挙がるとは思います。ただ現段階で後任は全く(考えていない)」と発言した。

 佐々木則夫監督(57)は出場を逃した場合、退任することが決定的。協会としては後任人事を進める必要があるが、野田委員長は「リオ五輪の本大会まで、というタームでやってきたので、今は大会に集中するだけ」と説明。「決める時はまず委員会を開いて分析、検証してから。男女問わず今後のビジョンを立ててからになる」と一般的な見通しを口にするにとどめた。