なでしこジャパンFW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)が、次期エースとして責任感を示した。

 今大会初先発し、1得点1アシスト。前半39分、MF中島の低いクロスに右足を合わせてシュートを放った。先制点から6分後にはFW大野のゴールをクロスでアシストした。

 今大会初勝利もリオ五輪出場は逃し、「自分たちは強くないな、と学べた」。切り札として期待されていた岩渕は今大会4試合で2得点。次の20年東京五輪はもう若手ではない。「経験値だけは上の立場に立たせてもらってるので、ゼロからのスタートになっちゃいますけど、上に持ち上げられる選手になりたい」と中心選手として支えていくことを誓った。

 今回リオ五輪出場を逃した敗因は「過信はなかったけど、結果を残してきたチームで自信は持つべきもの。全員で力が足りなかったというのが一番」と分析した。