【ラマンガ(スペイン)6日(日本時間7日)=山本孔一通信員】「なでしこジャパン」の次期監督の有力候補、U-20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が、次期監督の有力候補と報じられてから初めて口を開いた。兼任で指揮を執るU-23代表が出場したラマンガ国際のドイツ戦後に「まあ、それ(監督候補)は全然、聞いていない。話が出ているだけだと思います」と話した。

 4大会連続の五輪出場をを逃したなでしこの試合は、映像で確認していないという。「実際、試合を見ていないので何とも言えない」とし、「本当に惜しい試合をしているのだとは思いますが、あと1歩のところで自分たちに(勝利を)引き寄せられなかったのかな」と思いやった。

 一方で、U-23ラマンガ国際で3連勝したU-23代表とA代表との関わりについては「次は自分たちだという強い気持ちをもってやってほしい、とは言っています」と話した。今後については「この年代は(伸びしろがある)若い選手たちなので、しっかり鍛えていきたいと思う」と、あらためて11~12月のU-20W杯パプアニューギニア大会まで指揮したいとの意向を示した。