首位・静岡学園が3位・藤枝東との上位対決を2-1で制し、開幕7連勝を飾った。0-0の前半33分に、MF安永龍生(3年)が奪った先制点を皮切りに2得点。後半に1点を返され、退場者も出したが、このリードを守り切って首位をキープした。これでリーグ戦は一時中断。次節は来月13日に行われ、浜松開誠館と対戦する。

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静岡学園の安永が、開幕7連勝を呼び込む貴重な一撃をたたき込んだ。0-0で迎えた前半33分、ゴール前やや左の位置でこぼれ球に反応。トラップから右足を振り抜いた。「逆サイドに打とうとすれば、相手の股が空く。得意な形で狙った」。言葉通りシュートブロックに入ったDFの股を抜き、ニアサイドのネットを揺らした。

先月18日の富士市立戦以来、4戦ぶりの今季3点目。2桁得点を目標に掲げる背番号「11」は、不発が続く中でも自主練習で黙々とシュートを打ち込んできた。先制点をもたらし「やっと決定機をものにできた。チームを勝たせる1点を取れて良かった」と駆け寄る仲間を笑顔で迎えた。

膠着(こうちゃく)状態を打ち破ると、チームは同36分にCKからオウンゴールで追加点。1点を返され、退場者も出した後半も踏ん張って勝ち点3をつかんだ。川口修監督(52)は「ミスも多く、最後は逃げ切るしかなかったけど、守備の部分で集中を切らさなかったことは良かった」と及第点を与えた。

今節を最後にリーグ戦は約1カ月中断。2年ぶりの頂点を狙う県高校総体に入る。この日、シュート数は相手の8本に対して15本と決定力には課題を残したが、指揮官は「全勝で総体を迎える目標は達成できた。7試合、内容には浮き沈みもあった中で結果も出ている。良い形で入れると思う」。安永も「この勢いを消さずに優勝したい。一丸となって、また練習からやっていきたい」と続いた。

開幕から無傷の「シズガク」が、次は夏の全国を狙う。【前田和哉】