4大会連続の五輪出場を逃した日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング4位)は、北朝鮮(同6位)に1-0で勝利した。FW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)が、決勝点を決めた。

 バトンを受け継ぐゴールだった。0ー0の後半35分。長らく大黒柱を担ってきたMF宮間から左クロスが飛んできた。期待の若手FW岩渕が頭で受け止めた。今大会チームトップの3得点目を決めた。

 岩渕は「最後まで全員で戦った結果が勝利につながった。残念ながら、オリンピックにはつながらなかったですけど、最後の試合にこのメンバーで戦う最後の試合、勝って終わりたいと思っていた。スタッフも含めて全員で勝ちとった結果」と振り返った。

 今後は世代交代が進むことが考えられる。岩渕は次世代のエースとして期待される。「0からのスタートですけど、しっかり応援してもらえるようなチームをつくっていきたい」と決意を示した。