MF堂安律(18=ガンバ大阪)が決勝点を挙げた。同点の後半27分、久保からの絶妙な折り返しをきっちり左足で仕留めた。「タケ(久保)とは練習でも同じようなプレーをしていたので、パスが出てくると分かっていた」。ゴール後にはお笑い芸人たむらけんじのギャグ「ちゃー」を披露。「もう1個(パフォーマンスを)考えている。次に取っておく」と2戦連発も予告した。

 絶好調だ。所属のG大阪で4月に公式戦3試合連続得点を記録。だが、今大会には重圧があった。昨年のU-19アジア選手権では優勝し、個人でもMVPに輝いたが無得点だった。「気負わないようにしていた」と言うが、自らの得点で勝利へ導きたかった。そのため「お守りに」と、3戦連発した時に履いていたスパイクを持参。「負けている展開でも絶対勝てると思った」。強い心が大きな1勝へとつながった。