勝てばW杯出場が決まるアジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)に向けて、日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が30日、公式会見を行った。運命の一戦を前に「我々はオーストラリアを尊敬している。現アジア王者。でも我々は勝ちにいく。決断力と意欲を持って勇敢にいきたい。いいタイミングで戦える試合ではないが、この試合を勝つ意欲はある」と宣言した。

 調整期間が短く、負傷者が続出するなど日本にとっては正念場。「メンタルの準備を進めている。個別にビデオを見せたりしている。非常にいい雰囲気。ロシアに行く出場権はだれもタダでくれない。自分たちで求めないと。勇敢に決断力を持って行わないと」。

 オーストラリアの対策は入念に行ったという。「オーストラリアは2カ月チェックしている。たくさん分析してきた」とし「我々にとってより難しいゲームかもしれない。なぜなら、いろんな問題があり変更を余儀なくされたところがある。だが替えることによって相手の知らないオーストラリアの選手が出ることもある」と経験の少ない選手を起用することも示唆した。

 W杯出場が懸かった大一番。「私たちが必要としているのは11人のサムライ。それで勝利を求めて戦う」。最後には「アレ! ニッポン。みなさんも応援して下さい」と報道陣にもサポーターになるよう呼びかけた。