日本代表MF長谷部誠(33)が主将として、ベテランとして若手に安心感を与える存在を目指す。W杯ロシア大会の切符をかけた31日のアジア最終予選オーストラリア戦に向けた、さいたま市内での非公開練習後、長谷部は「もう(6月に手術を受けた)膝は問題ない。日に日によくなっているし、プレー中も怖さはない」とキッパリ。大一番の勝負を前にしても「経験してきた分、プレッシャーを感じるのは少なくなったかな。いい意味で今までよりはリラックスできている」と風格を漂わせた。

 自身が20代のころは、中田英寿氏、磐田MF中村俊輔らベテランの存在だけで安心感をもらったという。「自分は思いきりプレーするだけだった。今度は自分がそういう存在になっていればいいなと。多くのものを個人的には背負ってやりたい」と話した。