2020東京五輪に向かうサッカー日本代表の指揮官に就任した森保一監督(49)が30日、都内で就任会見を行った。また田嶋幸三会長と西野朗技術委員長も出席した。森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責ですが、喜んでもらえる結果を出せるように全身全霊で五輪に向かいたい」と意気込みを語った。

 東京五輪世代の日本代表は内山篤監督に率いられて今年5月にU-20W杯韓国大会に出場し、ベスト16で敗退した。飛び級で参加したFW久保建英(16=東京ユース)、チームのエースに成長したMF堂安律(19=フローニンゲン)らがプレーした。新指揮官は「選手をさらに引き上げられるように関わりたい。ロシアW杯の次のカタールW杯にいってもらえるように育成したい」と若武者を育てる覚悟を語った。

 森保監督は12年から今年7月までJ1広島を率い、12、13、15年と3度リーグ優勝を経験した。目に見える結果が求められる東京五輪に向け、「自国開催でみなさんが望んでいることは間違いなくメダル獲得。メダル獲得できるように頑張りたい」と2年半後の目標を語った。

 チームは12月のタイ遠征から始動し、来年1月にAFCU-23アジア選手権(中国)に出場することが決まっている。