11月に欧州遠征(10日ブラジル戦=フランス・リール、14日ベルギー戦=ブルージュ)する日本代表メンバーが31日、東京・本郷のJFAハウスでバヒド・ハリルホジッチ(65)から発表され、FW岡崎慎司(31)FW本田圭佑(31)MF香川真司(28)の「ビッグ3」が招集外となった。

 全員が外れるのは、3人の最後に岡崎が国際Aマッチデビューした08年10月9日UAE戦(東北電ス=当時)以降、国内組だけの大会、親善試合を除けば10年目にして初めてとなった。

 3人の得点数は現役代表のトップ3を占めている。1位(全体3位)の岡崎は50得点、2位(同5位)の本田は36得点、3位(同6位)の香川が28得点。計114得点トリオが、ブラジルとベルギーという世界トップ国との対戦を前に、姿を消した。

 ハリルホジッチ監督は、質疑応答の最初に選外の理由を聞かれ「まずは、ほかの選手を選んだ。テストするため。選んだ選手のパフォーマンスはいいですよ。(3人については)前回の合宿で、あまり評価していない。やはり彼ら本来のパフォーマンスを見つけるべきだ。ほかの選手より、いいパフォーマンスを出してくれれば、ここ(メンバーリスト)にいる。彼らとはディスカッションしたし、説明もしました。これが競争というもの。こういった変更には、慣れてない人もいるでしょう。長沢を見ましたが、A代表でどうなるか興味がわきました。選手は、戦ってA代表の席を勝ち取らなければいけない。名前がどうであれ、関係ない。彼らのことはリスペクトしているが、グラウンド上で判断します。あとはオーガナイズ、システム、ゲームプランで変わります。タクティック(戦術)チョイスで誰が合うだろうか考えないといけない」と説明した。