ワールドカップ・ロシア大会に出場する日本が国際サッカー連盟(FIFA)に届け出た予備登録メンバー35人のうち、海外組が過半数の19人に上ることが15日、分かった。日本協会はリストを非公表としているが、海外組には21日からの代表活動への理解を求めるため所属クラブなどに水面下で通達。14日に西野朗監督(63)が同メンバー入りを示唆したいわゆる“ビッグ3”に加え、FW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)らが名を連ねた。

 西野ジャパンの第1次選考を通過した選手の過半数が判明した。みな、海外組の実力者19人だ。

 FIFAへの登録期限は本部チューリヒがあるスイス時間14日。つまり、日本時間で15日朝7時だった。日本も専用のオンライン登録ページに35人の名を記した。西野監督はシーズン真っただ中のJリーグを気遣い「動揺を避けたかった」とあえてリストを非公表とし、Jクラブには連絡を入れていない。

 その一方で、拘束力の発生する前から日本代表のために動きだすことになる海外組の所属クラブなどには、連絡を入れていた。レターで予備登録リスト入りしたことを通達。メールに「21日から活動を開始します」などと記し、丁寧に筋を通した。

 “朗報”が届いた19人は以下の通り。

 ▽GK川島

 ▽DF長友、吉田、酒井宏、酒井高

 ▽MF長谷部、香川、柴崎、井手口

 ▽FW本田、岡崎、大迫、原口、宇佐美、乾、武藤、久保、浅野、中島