22年ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表(FIFAランク24位)は30日、大阪府内で合宿をスタート。2日に大阪・パナソニックスタジアム吹田で、初戦のオマーン代表戦(同79位)を迎える。

J創立以来、W杯最終予選は常に関東で開催されてきた。最も多かったのは、サッカー専用の埼玉スタジアムで、観客の「見やすい」との意見が多く、7万人キャパで、入場料収入も見込まれるから。さらに埼玉スでは勝率がよかったため、験担ぎの意味もあった。他には、客席が多く、入場料収入が見込まれる横浜国際や国立競技場が使われた。

しかし今回は、コロナの影響で入場者数が5000人に制限されるため、初めて吹田になった。吹田は親善試合で何度か使用され、選手が好印象を持っていることやサッカー専用で、カメラ越しの映像がきれいとの評判がある。

◆大阪でのW杯最終予選 6月の2次予選ではパナソニックスタジアム吹田で2試合行われたが、最終予選の大阪開催は今回が初。93年のJリーグ発足後は東京・国立競技場で4試合(2勝1分け1敗)、横浜・日産スタジアムで3試合(1勝2分け)、埼玉スタジアムで最多13試合(10勝2分け1敗)。14年ブラジル大会と18年ロシア大会のホームでの最終予選9試合は全て埼玉スタジアムで行われ、埼玉以外は09年6月10日のカタール戦での日産スタジアム以来12年ぶり。