サッカー日本代表GK権田修一(32=清水)が28日、オンライン取材に対応した。チームは前夜にワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選の中国戦(埼玉)に勝利。4連勝で勝ち点15とし、B組2位の座をキープした。勢いそのまま、2月1日のサウジアラビア戦(埼玉)へ向かう。

権田の主な一問一答は、以下の通り。

-試合前から主力選手不在の心配があった

権田「最初にお伝えしたいのは、メディア、見ている人には、勝つ確率の内容は追求してもらったほうがいいし、まだまだ足りないこともあるのは事実。昨日勝てたけど、次サウジアラビアに勝てないと駄目だし。得失点の点も考えないといけない。内容を追求するところで話しますけど、最終予選突破するという点で、内容は二の次というか、とにかく0に抑えることが出来て良かった。ゴールもPKと流れの中から奪えたことは、結果のところは満足です。自力で勝ち続ければ、突破できる可能性がある。特にCB2人のところも、違和感はなかったと思う。ずっと試合には出られなかったけど、紅白戦もサブ側でいい準備をしていたことは見ていたし、試合に向けて2日間だけど、うまく出来ていたと思います。ただこれで中国でOKだから、次OKではないし」

-気になった部分は

権田「相手によってサッカーが変わることはある中で、昨日の中国は相手が引くわけでもなく、プレッシャーにくるわけでもなかった。そういう中ではがした、奪った後のパスが効果的なものが少なかった。1本前につけられれば」

-中国戦では後半のFKが、壁の間を抜けてきた

権田「あってはいけないというか、壁に入っていた選手が一番分かっている。枠は外れていたけど、この予選を通して3枚で壁をつくることはなくて、飛んでいる選手と飛んでいない選手がいて、やられなくて良かった。結果が得られないこともあることは、これからある。あそこで全員ジャンプするか、しないか意思統一できていれば。チームとして、修正できていければ」

-以前、大人の集団と話していた。

権田「吉田選手、冨安選手は重要な存在。ただ、いないことについて、ネガティブな感覚を持っていなかったことが全員の強さ。あの2人がいないことは動揺しても仕方ないぐらい。その中でも、1人1人がチームが勝つために、全うしたことが強さだと思う」

-奥さんがツイッターでキャプテンマークに「しびれた」と投稿していたが、連絡は

権田 「『しびれたわ』って来ました」

-キャプテンマークを巻いて

権田「着けた瞬間は、ユニホームが黄色でキャプテンマークも黄色でよく分からないなって思いましたけど。守田が持ってきてくれましたけど、『守田が着ければいいじゃん』って話したら『いや、これはそう簡単に着けられるものではありません』って。僕自身、エスパルスでキャプテンを任されて、チームの責任者ですし。今回は遠藤がキャプテンをやっていますけど、普段からの彼の振る舞いというか、上の選手にも、誰に対しても発信する力はすごい。こういうやつがキャプテンやるんだな、と思っていた。僕自身が足りないところではあるな、と」