日本代表の森保一監督が9日に取材対応し、スペインリーグのマジョルカでプレーするMF久保建英の今後の成長に期待を寄せた。

マジョルカは現在、2部降格圏に転落している。直近のリーグ戦では残留争いのライバルであるグラナダに、ホームで6失点を喫し大敗した。久保は先発し開始早々には得点機もあったが決めきれず、後半40分までプレーも悔しい思いを味わった。

森保監督は久保について「彼にしかない能力がある選手だと思っている」と評価しつつ「成長するにあたって一皮むけないといけないとき」と久保が置かれた環境について語った。

現在は元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏がチームを率い、残留のため守備的な陣形を作ることで久保の出場機会が減ることにもなっている。ピッチに立てば、失点しない守備を前提に、さらに得点を奪うという難しいタスクを背負う立場だ。森保監督は「厳しい要求をされていると思う」としつつ「難しい状況を乗り越えていける選手だと思う」と、20歳の進化に期待した。