サッカー日本代表(FIFAランキング23位)が、11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた、貴重な6月の国際親善試合4試合を2勝2敗で終えた。

14日には大阪でチュニジア(同35位)に0-3で完敗。前半の攻撃陣の絶好機での空振り×2と、後半に守備の要、吉田麻也主将がミスを連発。最悪の内容で締めくくった。

一夜明けた15日、本田圭佑(35)が「なあ。サッカーやるなら上目指せよ」とツイート。

一体だれに、どのような意図かはまったく不明だが、これに何と、チュニジア戦に途中出場した堂安律が呼応した。

「日本代表のことでしょうか?」と返信。

ピッチ上のプレー同様の切れ味鋭い質問に、本田は次のように返した。

「愚問です。日本代表はW杯優勝目指してる集団でしょうから。昨日の試合もカンボジア(絵文字)代表の試合と重なって観れてないです。どうでしたか?」

すると堂安が「やはりそうですよね。たとえ試合を90分観ていたとしても本田さんは同じように感じたかも知れません。だからといってW杯優勝の夢は変わりません。11月楽しみにしていてください」とさらに、返信した。

ツイッター上で、本田-堂安-本田-堂安の連係が成立した。

本田はインドで実質的な監督としてカンボジア代表を率い、アジア杯の予選を戦っていた。

日本代表が本田がプレーしていた時のように、現在もW杯優勝を目指している集団かどうかは不明だが、異例のやりとりが繰り広げられた。

なお、堂安はW杯優勝を「夢」と書いたが、本田は本気で目指し、いまも指導者として本気で「W杯優勝」を目指すと公言している。