なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)デビュー戦となったFW浜野まいか(18=INAC神戸)は、悔しげに試合を振り返った。「フォワードとしてゴールに向かうプレー、シュートもうちたかった」。

この日は後半24分に、FW田中美に代わってピッチへ。豊富な運動量とスピードで、体格で勝る相手にプレッシャーをかけた。後半27分には浜野がドリブルでキープし、MF宮沢にパス。宮沢のシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、絶好機をつくった。それでも、FWとしてシュートを放てなかった悔しさでいっぱいだった。

8月のU-20ワールドカップ(W杯)に出場し準優勝。浜野自身は4ゴールを決め、最優秀選手にも選ばれた。「(後半の出場で)相手は疲れていたのでチャンスはあったなと思う」。A代表デビューにも、気後れすることはなかった。

9日には、FIFAランキング22位のニュージーランドとの試合が待つ。

「まずシュートをうって、味方の決定的なチャンスをつくって、楽しめるように。楽しいっていうことは、自分のプレーを出せているということなので、しっかり楽しめるように頑張りたいです」

U-20女子W杯では、日本の笑顔とサッカーを楽しむ姿勢も世界を魅了した。次は笑顔で終われるように、まずはプレーを楽しむ。

【なでしこ】日本ーナイジェリア/ライブ速報