日本サッカー協会(JFA)は31日、東京都内で9月の欧州遠征に臨む日本代表(FIFAランキング20位)26人を発表した。昨年のW杯カタール大会で戦ったドイツ代表(同15位)との再戦へ、森保一監督は「大きなチャレンジ」と定めた。26年W杯北中米大会で目標のベスト8進出を現実のものとするため、ここで進化した姿を見せる構えだ。12日にはトルコ代表(同41位)と対戦する。

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カタールでの熱戦から約10カ月。森保監督はドイツとの再戦へ「大きなチャレンジをさせてもらう機会」と、まっすぐなまなざしで語った。今夏にリバプールに移籍したMF遠藤、ラツィオ入りしたMF鎌田など、新天地に向かって間もない選手も招集。守備の要であるDF冨安も3月以来の復帰と、現状のベストと言えるメンバーを整えた。

W杯後、選手とは一様に「ドイツが1番強かった」との思いで一致した。逆転勝利した一方、ボール支配率は65%を占められ、日本の倍以上となる25本のシュートを浴びた。日本が世界で戦えることを示したが、ドイツの強さをあらためて痛感した90分でもあった。今度は完全アウェーが予想されるウォルフスブルクでの一戦となる。ドイツ側から申し込まれた再戦を、指揮官は「すべてにおいて経験値が上がる」と歓迎した。

26年W杯北中米大会に向け、堅守速攻に加えて自らボールを支配する戦い方への挑戦が始まっている。ただドイツに対しては「完全支配することにはならない。(W杯では)粘り強く戦って最後にものにできた。よかったところを忘れずに」と、耐える時間帯も想定した。総力をぶつける戦いになることを肝に銘じている。

コンディション不良が心配されたMF久保についても「プレーするのは問題ないとの報告を受けた」と招集。W杯カタール大会でチームを支えたDF吉田麻也らベテランが抜けた中でのチャレンジになる。3年後のW杯で初のベスト8に足を踏み入れる手応えをつかめるか。カタールでの戦いから1年が過ぎようとしているいま、現在地を確かめる。【岡崎悠利】