【ダンバートン(英国)24日=佐藤成】日本代表がスコットランド戦(28日、ハムデンパーク)に向けて始動。地元でプレーするFW前田大然(27=セルティック)が試合を心待ちにした。
練習前から大歓声を浴びた。スコットランド日本語補習授業校の子どもたちと交流すると、チーム随一の人気ぶり。「それはそうじゃないと悲しいですね」と照れつつ、試合会場のグラスゴーは本拠のある町で、自然と期待は高まる。かみしめるようにこう言った。
「日本代表がスコットランドで試合するというのはまず、ほとんどないことだと思うので、それが僕が代表にいる間にできるということはすごい幸せなことかなと思います」
ただそれによって浮足立つことはない。「あんまり変わらないと思います」。会場のハムデンパークはセルティックの一員として何度もプレーしたことがある。「僕としてはやりやすいスタジアム」とし、「普段お世話になっている日本人の人たちも来てくれるので、頑張っている姿を見せられればいいかな」と活躍を誓った。
22年ワールドカップ(W杯)カタール大会では、1トップを務めた。本職はストライカーだが、現チームではウイングバックでの出番が多い。「FWじゃないなというのは僕自身も感じているので。でも、逆に左(ウイングバック)の方が僕自身はやりやすい部分があるので、そこで勝負するのかなと考えてます」と受け入れ、覚悟を決めた。
スピードと運動量はチームでも頭1つ抜けている。攻守において大きな武器だ。W杯北中米大会アジア最終予選では、相手が引いてスペースがない中で、その役割に難しさも感じていた。しかし、一方的にならない展開が予想される欧州勢との対戦の方が自身の魅力を出しやすいと感じている。
「アジアのチームとヨーロッパのチームのウイングバックは全然違うので。逆に、僕はアジアよりもこっちの方がいいのかなと個人的には思っているので、そういった意味ではすごい楽しみな試合」
W杯メンバー発表まで残り2戦。強化の場であると同時に選手選考としても最終局面を迎える。「僕だけじゃなくて、全選手がたぶん、すごい気合入ってると思うので、どこが相手だろうが、自分のプレーをして、チームとしてしっかり戦って、いい結果で終われればいいのかなと思っています」とうなずいた。

