W杯イヤーの初陣となる親善試合ニュージーランド戦(5日、国立)に向けた代表合宿が3日、都内でスタートした。

 ザックジャパン不動の右サイドバック(SB)のDF内田篤人(25=シャルケ)の負傷離脱を受け、代役としてDF酒井宏樹(23=ハノーバー)、駒野友一(32=磐田)にチャンスが回ってきた。

 酒井宏は、1日のアウクスブルク戦で5試合ぶりに先発し、フル出場。「精神的にはうれしいが、体力的には(疲れが)きている」としながらも、試合勘を取り戻すなど調子は上向きだ。代表の常連となったが、内田の控えに甘んじており「絶対的な右SBがいる中で、めぐってきた大きなチャンス。自分のプレーでチームに貢献できるよう、100%やっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

 一方、昨年8月の親善試合ウルグアイ戦以来、約7カ月ぶり選出の駒野は「代表とチームは違うが、長くいるメンバーなので違和感はない。久しぶりなので試合に貢献したい」と、ベテランらしくチームに適応する。