U-23(23歳以下)日本代表手倉森誠監督(48)が29日、ドーハ市内でアジア王座を懸けた韓国との決勝戦(30日)に向けて前日会見を行った。

 今大会はリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジア選手権で、日本は既に五輪切符を獲得。ライバルとの一戦を前に、手倉森監督は会見場へ半袖姿で登場した。「今日はちょっと寒かったですね。判断ミスです。明日は判断ミスしないようにしたい」と冗談を飛ばす余裕を見せた。

 今大会は数々のリベンジを果たしてきた。リオ世代の鬼門となっていた準々決勝を突破したり、勝ったことのなかったイランやイラクに勝利した。

 次は、14年仁川アジア大会準々決勝で敗れた韓国が相手。指揮官は「韓国との決勝を待ち望んでいた。東アジアの両国がアジアの決勝で戦う。アジアをけん引していく戦いになる。お互いに世界に何が通用するのか求めている。激しい戦いになる」と、気持ちを高めた。