北海道コンサドーレ札幌は今日21日、札幌厚別陸上競技場で天皇杯の初戦を迎える。チームは20日、試合会場で一部、非公開の全体練習を行い本番に備えた。

 今日から11日間で公式戦4試合の過密日程の中、DF田中雄大(28)が、いよいよ戦列復帰する。4月26日のルヴァン杯大宮戦(札幌ドーム)で左太もも裏を負傷して以来、左MFとして約2カ月ぶりの先発出場が濃厚。社会人チームいわきFC(福島)相手の試合に「周りはプロが勝って当然と言うだろうから、個人的にはリーグ戦より難しい試合になると思う」と気を引き締め「早めに点を取って楽になりたい」と先手必勝を期した。

 リーグ戦序盤は6試合に先発出場し、抜群の運動量で左サイドを守った。久々の公式戦に「90分もつか心配だけど」と苦笑も「公式戦の雰囲気をしっかり感じられたら」と、その先のリーグ戦復帰を見据えた。