アルビレックス新潟は、0-2で鹿島アントラーズに敗れて4連敗となり、最下位脱出はならなかった。

 呂比須ワグナー監督(48)が「前半は今までで一番良かった試合。チャンスもつくりましたし、ボールを回すことが出来て、ハイプレスも出来た」と振り返ったように、立ち上がりから昨季J王者を押し込んだ。前半23分にはMF矢野貴章(33)のグラウンダークロスを、MF加藤大(26)が左足でミドルシュートを放つも、バーに阻まれる不運。後半にもMFチアゴ・ガリャルド(27)の左クロスにFW山崎亮平(28)がゴール前に飛び込むも、わずかに触ることはできなかった。

 守備陣も前半は相手を枠内シュート0本に封じたが、後半12分にセットプレーから失点すると、同30分にも失点。指揮官は「2点やられて、負けても、良い試合が出来たと思う。次のジュビロ(磐田)戦にもつながると思う。残念な4連敗ですけれど、立ち直すためには練習しかない。選手のパワーを信じるしかない」と、前半の好内容に光明を見いだし、J2降格圏脱出に前を向いた。