北海道コンサドーレ札幌は29日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、明日7月1日の第17節清水エスパルス戦(札幌ドーム)へ向けて調整した。前節柏レイソル戦(柏)を累積警告のため欠場したDF福森晃斗(24)が、2試合ぶりに戻って来る。チームは6連敗中で「負けると悔しいし、試合に出られず悔しかったので、出場する試合でしっかりと連敗を止められるよう、守備も攻撃も頑張りたい」と、復帰戦での連敗ストップに燃えた。

 初めての結婚記念日を迎えたこの日は、ポジション別の練習で定位置の左DFに入り、清水戦を想定した動きを確認した。欠場した前節は、テレビで観戦。FWヘイスが右足で決めた、鮮やかな直接フリーキック(FK)に刺激を受けた。今季、ルヴァン杯、リーグ戦と、公式戦2試合で2得点を挙げているチーム屈指のレフティーは「FKを蹴る場面があれば、調子の良い方が蹴ればいい。右のキッカーがいることで、心理戦で優位に立てるし、助かる」と、ゴールの瞬間を思い描いた。

 リーグ戦も、次節でちょうど折り返し。前節で降格圏の16位に後退したばかりのチームを、泥沼からすくい上げる。【中島宙恵】