J2京都サンガFCの元日本代表DF田中マルクス闘莉王(36)が、パチューカに移籍した本田圭佑にエールを送った。17日、埼玉スタジアムで行われた浦和レッズOB鈴木啓太氏の引退試合に出場。試合後、本田の移籍について報道陣に問われると「外国の生活に慣れているし、また違ったところに行っても活躍するのは間違いない。タフな人だから」と、新天地での活躍に太鼓判を押した。

 この日の試合では、浦和レッズ在籍経験者で構成されたチームの一員として、後半開始から25分間出場した。前線に攻め上がっていた後半7分の決定機は、シュートがゴールポストに当たって得点にはならず。それでも大きな声援で迎えられ「いろんな思い出が戻ってくる感じで、うれしかった。最強で最高のメンバーで戦えてよかった」と、06年にJリーグ、07年にACLで優勝した当時のメンバー主体で戦い、懐かしそうに話した。

 現在、浦和レッズはACLで8強に進出しているが「この前の試合も見たけど一筋縄ではいかない。これからだと思う。でも、レッズが優勝すれば日本のサッカー界が盛り上がる」と、こちらにもエールを送っていた。