ジュビロ磐田の来季入団が内定している筑波大FW中野誠也(21)が、29日の次節アウェー川崎フロンターレ戦でベンチ入りする可能性が出てきた。中野は6月19日付でJリーグに出場できる特別指定選手に承認され、背番号は「37」に決まった。今月19日からの御殿場キャンプにも参加。最終日21日、時之栖グラウンドで行われた筑波大との練習試合(40分×3本)では、2本目に磐田のメンバーとして出場した。動きの良さは際立ち、こぼれ球を押し込むゴールも記録。名波浩監督(44)に「攻撃の起点になる回数は合格。ベンチに入る可能性もある」と言わしめた。

 3本目にはMF中村俊輔(39)と2列目でコンビを組むなど、同20分までプレーした中野も「1日でも早くトップで出場することを目標にやっていきたい」と、Jリーグデビューに意欲を示した。【前田和哉】