北海道コンサドーレ札幌は23日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、紅白戦や次節ベガルタ仙台戦(26日、札幌厚別)を想定した戦術練習などで調整した。今日24日が33歳の誕生日のFW内村圭宏は、紅白戦の1本目に主力組と一緒に出場。前線の一角を担った。今季はここまで13試合に出場も、先発は4月16日川崎F戦(札幌ドーム)の1試合だけ。スーパーサブからの下克上を狙うベテランは「少しずつ出番をもらっている中で、自分の役割を増やしたい」と、意気込んだ。

 空いたスペースや守備の裏を突く嗅覚は、衰えていない。長身の選手が並ぶ攻撃陣のアクセントとして、地道に出場を重ねてきた。「今は敗戦(処理の)投手みたいなもの」と苦笑いも、虎視眈々(たんたん)と先発奪取を狙う。「気持ちも体も(若いときと)変わらずに、やっていきたい」と意気込んでいた。