3位の柏レイソルが、ホームで降格圏のヴァンフォーレ甲府に不覚を取った。

 守る甲府を、柏が攻め立てる展開が続いたが、柏は途中出場のFWディエゴオリベイラが決定機を決められず、頼みのFWクリスティアーノも不発。得点を挙げられず時間が経過し、最後は警戒していたカウンターからの1発に泣いた。

 甲府のFWドゥドゥが後半44分にドリブルから右足で見事なミドルシュート。背番号10のこの一撃で、試合を決まった。

 勝った甲府の吉田監督、ドゥドゥは元柏勢で、一方の柏のクリスティアーノ、FW伊東らは元甲府所属。複雑に絡み合う注目の対決は、残留へ一丸の甲府の執念が、逆転Vを目指す柏の思いを上回った形で意外な結末となった。